夜、久しぶりにバイトが暇だった

ありえんくらい暇だった



「暇だね何する?」

「うーん、思い出の整理でもしよっかな」

「・・・勝手にやっとりん」





整理されるほど思い出はまっすぐに

今に向かってキレイにならんだ


最後のピースに僕の視界を当てはめると

この直線が向かう先がおおよそだが見えた気がした


そこは闇で

だけど闇の中にしか一つの光は存在しようがない

僕の光


この世界の光が届かないところまでの旅