BUMP OF CHICKEN 「太陽」
もう 一度朝と出会えるのなら 窓のない部屋に人間が一人
ドアノブが壊れかけていて
取れたら最後 もう出られはしない
出れたら最後 もう戻れはしない
向こう側とこちら側
向こう側への憧れと眩しさ
それ以上に締め付けるこちら側の現実と
染まり尽くした意識
しかし最後には
「それが見たかったんだと気付いた」と
現実を超えた憧れ
遅すぎた確信に悴んだ手で触れる
ただ、それでも知った心が詠う先は
「取れたら最後 もう出られはしない
出れたら最後 もう戻れはしない」
’こちら側”、この部屋の自分にとっての意味であり
取れたら出られないが、そもそも出れたら戻れないんだという結び
「光」と「脱出」への憧れではなく
対称に位置する
この部屋で震える自身こそに答えを見つける
確信を超えた自身であり、自分の本当の在り処