BUMP OF CHICKEN 「太陽」

eureka-302005-12-26


もう 一度朝と出会えるのなら 窓のない部屋に人間が一人

ドアノブが壊れかけていて

取れたら最後 もう出られはしない

出れたら最後 もう戻れはしない

向こう側とこちら側


向こう側への憧れと眩しさ

それ以上に締め付けるこちら側の現実と

染まり尽くした意識


しかし最後には

「それが見たかったんだと気付いた」と

現実を超えた憧れ

遅すぎた確信に悴んだ手で触れる



ただ、それでも知った心が詠う先は


「取れたら最後 もう出られはしない

出れたら最後 もう戻れはしない」


’こちら側”、この部屋の自分にとっての意味であり

取れたら出られないが、そもそも出れたら戻れないんだという結び


「光」と「脱出」への憧れではなく

対称に位置する

この部屋で震える自身こそに答えを見つける



確信を超えた自身であり、自分の本当の在り処