eureka-302006-04-03

奔る時間以上の速さで走って

ずっとこの熱の内に居ても

自身は移ろい、違和感と痛みの成り行きで

擦り傷にはさよならが積もった



息切れしながら心臓はたびに熱を打ち

問いかけられる、たびに色を増す

やがて景色も見えなくなるくらい

景色からも僕が見えなくなればいい

その内で疲れて泣いて

生まれ変わってまた走ろう